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写真家プログラマーKのIT効率化術

時代を経ても通用する作品作りを意識する

芸術の歴史は、その時代に主流となった様式で区切られています。

例えば絵画なら、写実主義、印象派など(まったく知識がないのでこれくらいしか挙げられません。。)。

建築、彫刻、音楽、文学、写真などにもそれぞれの体系が確立されています。

現在にも主流となる様式はあるのでしょうが、だからといって過去の写実主義や印象派の作品が古くさく時代遅れに感じることはありません。

名作は現代アートの様式からは外れていても名作なのです。

その理由として、それらはその時代のものだ、という前提に立った見方をしているということもありますが、それ以上に、作品の素晴らしさが現代にも通用しているということがあります。

時代を経ても生き残っているということは、この先も生き残っていく可能性が高いということ。

『『もしドラ』はなぜ売れたのか?』にも、こんなことが書いてありました。

『百年の孤独』の作者ガブリエル・ガルシア=マルケスは、川底の石を表現するのに「先史時代の怪獣の卵」という表現を使った。その比喩の的確さやイメージのしやすさもさることながら、ぼくが思わず「あっ!」と唸らされたのは、「これはおそらく人類が存続し続ける限り通用する比喩だ」ということに気づいたからだ。  

これが、例えば白いプラスチックに喩えたのだとしたら、プラスチックという素材が百年後にも流通しているか分からないので、文学表現としての賞味期限は短くなる可能性がある。しかし「先史時代の怪獣の卵」という存在は、すでに何万年も生き抜いてきたものだから、この先も廃れるとは考えにくい。従って、この比喩の賞味期限も際限なく長くなる。それこそ人類が滅びるまで続きそうだと考えられる。  

このように、『百年の孤独』はたった一文の中にも、その文学的価値はこの先もずっと廃れないであろうことを窺わせているのである

引用元:『もしドラ』はなぜ売れたのか? [Kindle版] 位置No.735

そして『『もしドラ』はなぜ売れたのか?』の作者は文体にフォーカスし、時代を経ても残っていく文体を使うことを意識的にしました。

また『もしドラ』の文体には、もう一つ大きな課題があった。それは、「耐用年数を長くする」ということだ。つまり、あまり古びない文体にする必要があったのだ

引用元:『もしドラ』はなぜ売れたのか? [Kindle版] 位置No.1721

数ヵ月間、文体について悩み続けた結果、小説『ゴッドファーザー』にそのヒントを見つけます。

絵画に話を戻すと、名作は現代の様式からは外れていてもなぜ名作なのか?

その理由として、それらはその時代のものだ、という前提に立った見方をしているということもありますが、それ以上に、作品の素晴らしさが現代にも通用しているということがあります。

では、時代を経ても生き残っていくための要素とは?

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って、分からないです。。

分からないなりにも、作品を作る時に、時代を経ても通用することを意識することが重要で、そうすることで分かってくることもあるのではないでしょうか。

写真では、たとえば、構図は大切な要素のような気がする。

色味はどうだろう?

モノクロ写真は昔から現在まで生き残っているから、色味は重要な要素ではない?

Instagramなどでフィル歌ーをかけて、昔の写真っぽい色味にするのは、最近はちょっと時代遅れな感じがする。

ということは、やっぱり色味は重要な要素ではない?

などなど、探求していきたいです。

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