さて今日は、「カメラRAWファイルを保存するクラウドストレージの選び方」というテーマでお送りします。
写真を撮る人で、
デジタル一眼カメラや高機能ミラーレス、高級コンデジなどを使っている
画質にこだわりのある人なら、RAW+JPEGで保存していることでしょう。
iPhoneも7からはRAWで保存できるので、
ますますRAWを使うユーザーは増えてくると思います。
RAWデータで保存しておくことのメリットとしては、
- ホワイトバランスを変更しても画質がまったく劣化しない
- 将来、優れた現像ソフトが出てきたら、今のデータも高画質で現像できる
といった点があります。
しかし、RAWデータはファイルサイズが大きいので
取り扱いに困るというデメリットもあります。
なかなかよい解決策はないのですが、
クラウドストレージを使ったいまのところベストな
RAWデータの管理方法についてご紹介しましょう。
■Amazon 一択
クラウドに写真を保存するサービスはたくさんありますが、
RAWデータに対応しているサービスは、あまりありません。
Amazonのプライム・フォト 一択です。
Amazonのプライム・フォトは、Amazonプライムに含まれるサービスで、
写真であれば容量無制限でクラウドに保存できます。
RAWも写真データという扱いなので、容量無制限になります。
ニコン、キヤノン、ソニーなど有名メーカーのRAWフォーマットをサポートしています。
詳細は、こちらを参照ください。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201649930
Amazonプライムは、年会費3,900円(税込) なので、
月額325円です。
この価格で容量無制限になるのは、かなりお得だと思います。
Amazon プライム・フォトに使われているAmazon Driveは、
Dropboxのような同期型ではなく、ファイルをアップロードする形式です。
だから、アップロードが完了したら、ローカルのファイルは消してしまっても構いません。
外付けHDDのように使えるので、PCのストレージの空き容量を空けることができます。
■別の選択肢
Amazon 一択ですが、無理やり別の選択肢も提案するなら、
マイクロソフトのOneDriveとDropboxがあります。
まずは、OneDrive。
すでにMicrosoft Office 365 Soloを使っているなら、
1TB のオンライン ストレージ(OneDrive)が付いています。
OneDriveにはオフィス文書以外の形式のファイルも保存できます。
あまり使っていないなら、OneDriveにRAWファイルをアップロードする選択肢もあります。
次に、Dropboxです。
すでにDropbox Proを使っているなら、
1TBまで保存できます。
Dropboxは同期型なので、ローカルのファイルを削除すると、
クラウドのファイルも削除されます(30日間は復元可能ですが)。
ローカルでもファイルを保持しておく必要があるので空き容量は増やせませんが、
最近撮った写真など、アクセスする可能性が高く削除する必要がないファイルを
Dropboxで同期しておくと、バックアップにはなります。
○ ○ ○
他には、Googleフォトがありますが、
RAWをアップロードするとJPEGに変換されてしまうようなので、
使えません。
あとは、クラウドを使わずに外付けHDDを使うしかありません。
しかし、HDDは突然壊れるので、外付けHDDだけに保存しておくのは不安ですよね。
Amazonプライム 3年で11,700円なので、
HDDを3年で買い換えるのとコスト的にはあまり変わりません。
クラウドの安定性を取るか、HDDのスピードを取るか、
用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。
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